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MDR-CD900STに耳が調教されてしまった人用の万能サブモニターヘッドホン。SONY MDR-7506レビュー

      2019/08/25

img_4001SONY MDR-7506購入しました。通称:青帯

国内モニターヘッドホンの定番がSONY CD900ST(赤帯)であれば、
その海外版、海外定番のモニターヘッドホンがSONY MDR-7506。

今回はそのMDR-7506のオススメポイントをご紹介します。

MDR-900STの後継機種が出ました↓

ついにCD900STの後継機種『MDR-M1ST』発売!!レビューや記事をまとめてみた。

AKG K240MKIIは持っているが…

akg_k240mk_sp4モニターヘッドホン大定番のもう一つがAKG K240MKII

様々なモニターソースがあった方が良いと考え、K240MKIIも購入していたのですが、ほとんど使えていません。

もちろん音の方向性もあるのですが、
まずインピーダンスとかが違うのでCD900STとかとは音量が全く違います。

CD900STから差し替えK240MKIIを聴くとめちゃくちゃ音が小さく聴こえます。

なのでボリュームをその都度大きく動かさないといけないのですが…かなり不便でもありますし、
あまりに頻繁にはボリューム設定は変えたくないという気持ちも発生します。

これはボリュームアウトプットが2つ搭載されているオーディオインターフェイスであれば解決できる部分ではあったりはするのですが、
大抵一つしか搭載されていない上、
ボリュームアウトプットが二つ搭載されているオーディオインターフェイスという事になると大抵20万近くするラック型という事になります。

CD900STとK240MKIIでボリュームが全然違う事に加え、
さらにK240MKIIは開放型ヘッドホンなので例えばボーカルのレコーディングの際のモニターヘッドホンに使うのは難しいです。

音が漏れるのでガッツリコンデンサーマイクに集音されてしまいますので…笑

歌ってみた/ボーカルRECで使えるマイク&オーディオインターフェイスまとめ【録音機材】


ちなみにこのAKG K240MKIIに関して…
来年2017年にAKG本社が閉鎖するとの噂が結構流れてきています。
ヘッドホン開発チームも解散して、名前だけ中国企業に売却といった話を聴きますので、
AKG製モニターヘッドホンじゃないとダメ、AKGが無いと困るといった人は今の内に買い溜めしておいた方が良いかもしれません^^;
AKGヘッドホン一覧 リンク

CD900ST系列のモニターヘッドホン MDR-7506

img_3996(箱はCD900STのような業務用ダンボールみたいな感じではなく、普通に売っているヘッドホンみたいな感じです笑)
MDR-7506はCD900STと同じく密閉型かつ、インピーダンスとかも同じなので基本的に音量とかも同じです。

音の違いはCD900STよりかなりバランスがよく、比較して低域がしっかり出て、聴きやすいという部分。

よりキックやベースが力強く出てきます。

MDR-7506を使った後にCD900STを聴くと低音スカスカで物足りなささえ感じてしまいます笑

こちらの方がバランスも良い上、ちゃんと海外では定番になる程使われていますので、
こちらをミックス等の際のメインモニターにしたりサブ的にモニターソースを追加するという意味でも良いでしょうし、
ボーカル等のレコーディング用のモニターにするにも使えます。

img_3997

空けてみると革の袋が入っていたり、シルクの布を被せた台座に載せていたりと、
CD900STのように簡単なダンボールに入っているだけなのとは大きな違いがありますね笑

その他のCD900STとの相違点としては、折りたためる事と、カールコードになっている事、さらにはステレオミニジャックにプラグが付いて標準ジャックとの2系統に対応している事です。

img_3998

デフォルトがステレオミニジャックなのでスマホやゲーム機等にそのまま挿せるので、様々な用途に気軽に使っていけそうです。

CD900STファンは普段使いでも使おうとステレオミニジャックに改造したものを用意したりという方もしますが、
MDR-7506を使用し使い分けるのも良いのではないでしょうか。

オーディオインターフェイスのボリュームアウトプットにステレオで二股になっている分岐プラグでも差し込めば、
エンジニアと、レコーディングする演者で同じボリューム感で共有しながら制作する事も出来ます。

結局慣れた音じゃないと厳しい

CD900STとK240MKIIでは全く音が違います。

CD900STに慣れるとK240MKIIが凄くモコモコしてる上に凄く音が遠い。

もちろんそれは逆の立場でも大変だったりという部分はありますし…。

ただまあ複数のモニターソースを持っておくという意味で複数所持をしていて損をする事はとくにないかと思います。

MDR-7506はCD900STの音をそのままバランスを変えた感じなので違和感なく使い分ける事が出来るかと思いますし、
MDR-7506の方が帯域のバランスも良く聴きやすいのでMDR-7506がメインになってしまう方はかなりいるのではないでしょうか笑

K240MKIIユーザーでも、細かいノイズのチェックやレコーディング用途として、CD900STやMDR-7506を確保しておくと色々と便利に使えるかと思います。

サブモニターヘッドホンは何が良いか

img_3999CD900STユーザーはMDR-7506が良いかと思います。音も近い中でさらにバランスの良いサウンドで聴きやすいですし、レコーディングの演者側モニターにも使えます。

K240MKIIはCD900STかMDR-7506という事になりますが、国内大定番なのはCD900STなので渡される機会も多くCD900STを持っておいて損は全く無いかと思います。
CD900STがピーキー過ぎるという事であったり、値段もMDR-7506の方が安いのでそういった場合はMDR-7506も良いですね。

最後に

世の中には他にもモニターヘッドホンはいくつか存在しますが、シェアの高いこの辺りのモニターヘッドホンを使っておけば、
いざどこかでヘッドホンを渡された時に音が違い過ぎて実力を全く発揮できなかったという事も無くなりますのでオススメですね。

MDR-7506は常用していたCD900STがそのままバランスもよくしっかりと低域が出ていながら、ステレオミニジャック対応という高い汎用性から普段使いとしても活躍しそうです。

ついにCD900STの後継機種『MDR-M1ST』発売!!レビューや記事をまとめてみた。

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