2016/12/22
どうも、今回はMIXで必ずといっていい程使われるリバーブのおすすめプラグインをご紹介します。
リバーブの種類は大きく分けて
- PLATE REVERB
(鉄板を使った明るい響きのリバーブが特徴で主にボーカルに使われるプレートリバーブ) - HALL REVERB
(大きなホールでのリバーブ) - ROOM REVERB
(スタジオやライブハウス、部屋で得られるルームリバーブ) - SPRING REVERB
(ギターアンプに付いているスプリングリバーブ)
辺りが上げられます。
プレートリバーブは明るい響き、ホールリバーブではローが膨らむ等、リバーブ毎に特徴があります。
低域にリバーブが掛かるとあまりよろしくないので、基本的にリバーブはセンド等に送ってローを削ってあげると良いです。
自分のリバーブの使い方としては、基本的に実際のステージを再現するようにリバーブを組んでいます。
例えばホールでのライブを意識した際は、ボーカルがプレートリバーブを通りながら、ホールの響きやピンポンディレイ・2分ディレイ等で様々な響きが返ってくるようにし、
最終的にはセンドは全てホールリバーブに入っていくように組んでいます。
実際のリアルな環境では単純に一つのリバーブだけが存在するわけではなく、様々な響きが合わさって存在しているので、いくつか組み合わせる事で良い感じに音が馴染んでくれます。
エレキギターの場合、最初のプレートをスプリングリバーブに替えたような感じです。
アコギだと意外とプレートリバーブが良い感じにまとまってくれたりします。
オススメリバーブ1.DAW付属
最新のDAWを購入すれば結構高品質なリバーブが付属していたりします。
こういった付属のシンセやプラグインは元々製品であったものも結構あり、例えばLogic proのSpace Designerというリバーブは元々8万くらいするリバーブプラグインで非常に高品質でかなり使えます。
ただ全てのDAW付属リバーブが良い訳ではなく本当にピンキリではあります…。
オススメリバーブ2.WAVES Abbey Road Reverb Plates
ボーカル用のプレートリバーブで名機と言えばEMT 140があります。
実機は超デカい…
このEMT 140は1960年代に登場して以来、現在まで様々なアーティストのトラックに愛用されてきました。
ボーカル用のプレートリバーブならEMT 140でしょ!といった感じでまず思い浮かぶものなのですが、
EMT 140をエミュレートしたプラグインはUniversal Audioだと1万+高価な外付けのハードを取り付ける必要があり、Audio EaseのAltiverb7では7~10万程してしまいます。
もちろん業界標準で高品質なのでお金があればそちらにいってもいいのですが、
WAVESがセール時1万程でEMT 140のリバーブプラグインを出したのは大きいかと思います。
もちろんWAVES製プラグインも業界標準で非常に愛用されてます。
EMT 140リバーブのプラグインに関してはこちらのサイトで聴き比べが行われていましたのでご参考に。
オススメリバーブ3.Laxicon LXP Native Reverb Plug-in Bundle
リバーブと言えばLexicon(レキシコン)といった代名詞的存在で、そんなLexiconのリバーブを手軽な価格でまとめたリバーブバンドルです。
Laxicon LXP Native Reverb Plug-in Bundle
入っているリバーブは
- PLATE REVERB
- HALL REVERB
- ROOM REVERB
- CHAMBER REVERB
で、僕はこれを確かセール時1万くらいで買ったのですが必要なリバーブが一通り揃ってかなり満足しています。(スプリングリバーブは無いので他社製のアンプシミュレーターのスプリングリバーブを使用)
EMT 140系プラグインと当初迷ったのですが、コンポーザー等曲制作を主に行っている方はこちらの方がオススメかもしれません。
オススメリバーブ4.Valhalla
マイナーデベロッパーで見た目はフリーのプラグインみたいですが、かなりの高品質でプロ含めかなり売れているようです。
しかも各プラグイン全て50ドルでかなり安い
まとめ
今回リーズナブルかつ高品質なリバーブプラグインを紹介しましたが、どれも大変コストパフォーマンスが良いです。
10万近く出せばさらに高品質な選択肢はありますが、今回上げていったリバーブであれば普通に製品トラックでも使われたりしますので非常にオススメできるかと思います。