2016/12/22
レコーディングしたドラムのキックの音が悪かったり、何か特定のサンプリングに差し替えたい時ってありますよね。
そんな時に使える魔法のようなプラグイン、DrumXchangerをご紹介します。
リアルタイムでドラムの音を差し替え可能
DrumXchangerでは元あるキック・スネア・タム音に対して、高品質なサンプリング音にリアルタイムで差し替えたり、
混ぜあわせる事が可能です。
レコーディングしたドラムのバスの音が微妙だったり、なかなか音抜けしないって場合も、DrumXchangerを使えば最高のレコーディング音源に早変わりします。
他には例えばドラムマシン名機のTR808の低音等、特定の低域を含んだ音を混ぜあわせたいといった場合にも使えますし、
自分で用意したサンプリングに差し替えも可能なので、
何か面白いサンプリングに差し替えて楽しんだりもできるかと思います。
Transient Designer搭載!
このDrumXchangerの何が良いかってTransient Designerが搭載されているところです。
Transient Designerは何かというとアタックやリリースを調整できるというプラグイン。
コンプと同じでは?と思ってしまいますが、これがまた最高に良いんです。
とにかく効きが良い。
アタックを上げればどんどんアタックが強くなっていきますし、下げればアタックが引っ込んでいきます。
リリースを伸ばせばどんどん音が伸びるし、下げればどんどん余韻等も消えていきます。
いわばアタックや音の長さを自由自在に調整できるプラグイン。
レコーディングでやたらと余韻が長く邪魔な音が入っている場合もリリースを絞れば簡単に短くする事ができます。
これとともに音の強さに関するツマミがあったりピッチを変えたりと、かなりフレキシブルに音を調整できます。
気になる部分
まずタムには音程もありますので、タムはまとめて処理といった場合厳しいです。
タムを処理する場合は一個ずつプラグインを入れていけばいいのかな?
あとは割とメモリ消費するので贅沢には使えません。
上記のタムの件もありますので、基本的に使うのはキックとスネアの2つくらいだとは思いますが、
マシンスペックが低い場合2つ載せた場合ちょっと不安かもしれません。
その場合はトラックをフリーズさせる等して固定すれば回避できます。
まとめ
ドラムの音をリアルタイムに高品質な音に差し替え可能で自由自在に音を変化させる事が可能なDrumXchangerはめちゃくちゃ便利です。
主に生ドラムをRECして作っているバンドマンやエンジニアさんならとくに使えますし、
それ以外の方でもキックやスネアの音はかなり重要なのでエディットの際に役立つかと思います。