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Lexicon 224 Digital Reverbの使い方・設定の説明【プラグイン リバーブ/UAD-2】

      2017/03/14

世界で最も売れたリバーブマシンを再現したUAD-2のLexicon® 224 Digital Reverb

スタジオリバーブの傑作とも言われる有名なリバーブなので、
UAD-2製以外にも様々なメーカーからこのモデリングプラグインが出されています。

 

「リバーブってどこまで重要?」と思ってしまいがちですが、リバーブとはいわば空間そのもの

大きい部屋の一つ一つの空気の粒子の流れを全て再現しようと思えば、本来とてつもない情報量になってしまうかと思います。

という事は楽曲に使うリバーブで楽曲の質感が大きく左右されるといえます。

 

専用DSPを使用し動作させるUAD-2では、現在プラグインで出来る最高の装備!といった感じになるのですが、

この有名なLexicon(レキシコン) 224に関して、あまり設定を説明したサイトも無かったので、今回設定をまとめてみました。

UAD-2製だけでなく、他社製のLexicon 224モデリングに対しても参考になるかと思います。

(UAD-2プラグインを使用するには、専用DSPが搭載されたUniversal Audio製のオーディオインターフェイスのAPOLLOや、UAD-2 Satelliteが必要。↓関連記事にて説明)

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Lexicon® 224 Digital Reverb とは


Lexicon 224 Digital Reverbは1978年に発表されて以来、世界中のレコーディングスタジオの標準エフェクトとして一世を風靡したデジタルリバーブ。
実機の価格は高級車が購入できると言われる程の価格。

実機はコントローラー部(上記写真上)と本体(上記写真下)に分かれており、その操作はコントローラー部のスライダーと、リバーブタイプなどを切り替えるスイッチにより行う。
プリセット設定と、ロー・ミッド・トレブルのリバーブ調整をすれば、どのパートも太く暖かく艶のあるサウンドにしてくれる。

トーキング・ヘッズやU2、ピーター・ガブリエルなどの作品をはじめ、多くのヒット曲に使われた事で、定番リバーブとしての地位を確立。

UAD-2プラグイン版の224では、オリジナルのハードウェアが持っているアナログ回路や、12ビット仕様のデジタル回路を忠実にモデリングし、実機同様のサウンドと操作性を実現している。

また、8種類のリバーブと1種類のコーラスプログラムを搭載している他、実用アーティストのプリセットも多数収録。

UAD-2のプラグインは公式サイトにて購入可能(http://www.uaudio.jp/uad-plugins.html)
Lexicon® 224 Digital Reverb プラグインページ

収録プリセット

Consoleで立ち上げた時と、DAW内で楽曲制作時に立ち上げた時で多少プリセットの表示のされ方が違う。

以下DAW(Logic pro X)での起動時

DAW内起動時 プリセット 0〜31

・Default (デフォルト)
■Pres 1〜10
・Kevin Killen-Vox Plate
・KK-Percussion Plate
・KK-Atmosphere
・Eric Thorngren-Wider
・ET-Mexicon Snare Plate
・ET-Mexicon Snare Room
・David Isaac-Ballad Vocal
・DI-A Little Bit Of Hall
・DI-Drum Room
・DI-Marv Conga Plate
■Pres 11〜20
・DI-Lingering Hall
・DI-Room 4 Growth
・DI-Midnight Plate
・Eli Janney-Big 80s Snare
・EJ-Indie Drum Room
・EJ-Thicker Voc Plate
・EJ-Brooklyn BVs
・EJ-Smooth Vocal Hall
・EJ-MidTempo Snare Room
・EJ-Heavy Echo
■Pres 21〜31
・EJ-Echo Robo Voc
・Chuck Zwicky-Live Room
・CZ-Lush Piano
・CZ-Acoustic Solo Chamber
・CZ-Vocal Slap
・CZ-Snare Plate
・CZ-90s Big Kick
・CZ-Drum Crunch Room
・CZ-Vocal Wide Chorus
・CZ-In the name of Lex
・CZ-Shock the Toms

以下Console起動時
Consoleについてはこちら↓

【apollo導入編】apollo 8到着!UAD-2プラグインの導入手順などレビュー【Universal Audio オーディオインターフェース】

各項目・設定の説明

↑通常は左画像のように上部にはLexicon 224のロゴが表示されているが、右上の「OPEN」の文字をクリックすると、右の画像のように本体上部に基盤が現れ、入出力のレベル調整やリバーブのピッチ微調整スイッチが表示される。

以下、上部から順に説明

・PITCH SHIFT : 2次的なピッチを加えて残響音の響きを向上させるスイッチ。左スイッチで数値のダウン、右スイッチで数値がアップする。(設定値は1〜16まで可能)

・INPUT GAIN : 入力レベルを設定するトリム(L / Rで設定可能)

・LINK : インプットゲインとアウトプットゲインのそれぞれのL / Rレベルを同じ設定で変化させるスイッチ。LED点灯でLINKオンの状態になる。

・OUTPUT GAIN : 出力レベルを設定するトリム

・HOLD : ディスプレイ表示を1.5秒ホールドさせるか常に表示させておくかを決定するスイッチ

・POWER : 本体のオン/オフスイッチ

・LEDディスプレイ : 入力レベルや各種エディット設定を表示するエリア

・Ovfl : プロセッサーの処理負荷が重い時にここが点灯する

■スイッチ上部
・Program : 8種類のリバーブプログラムを起動するスイッチ。ちなみに右上の「CLK=CHORUS」文字部分をクリックするとコーラスプログラムが起動する。

[プログラム内容]
1:小コンサートホールB
2:ボーカルプレート
3:大規模なコンサートホールB
4:音響室
5:パーカッションプレート
6:小コンサートホール
7:ルーム
8:高密度プレート

■スイッチ下部
・IMMED : プログラムを切り替えた時に、前のプログラムの残響音を残すようにできるスイッチ

・SYS NOISE : AD/DA変換時のノイズ成分をプラスするスイッチ

・REAR OUTS : 実機の4チャンネルアウトを再現し、デフォルトの状態の「A」と「C」の出力を、「B」と「D」に切り替える為のスイッチ

・MODE ENH : モードエンハンスメントのオンオフスイッチ

・DECAY OPT : ディケイオプティマイゼーションのオンオフスイッチ

・MIX(DRY / WET / SOLO) : 実音とエフェクトオンのミックス調整。DRY / WETでバランスを調整する。またソロスイッチでエフェクト音のみ再生する。

・REVERB TIME : BASSとMIDのそれぞれのリバーブタイムを設定するスライダー(0.6sec〜70secまで設定可能)

・CROSS OVER : BASSとMIDの中間周波数を設定するスライダー(100Hz〜10.9kHz)

・TREBLE DECAY : 高域リバーブのカットオフ周波数を設定するスライダー(100Hz〜10.9kHz)

・DEPTH  : 深さ(部屋の広さ)を設定するスライダー(設定値0〜71まで)

・PRE- DELAY : リバーブの鳴り始めを遅らせるスライダー(24ms〜152ms)

・REVERB DIFFUSION : リバーブの拡散量を設定するスイッチで、左がダウン、右がアップ(設定値01〜63まで)

・MODE ENHANCEMENT : リバーブ音に倍音をプラスし、音ヌケを調整するスイッチ。左がダウン、右がアップになる(設定値01〜16まで)

・DECAY OPTIMIZATION 残響の減衰感が自然に変化し、左スイッチでダウン、右スイッチでアップする(設定値01〜16まで)

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