2018/07/05
どうも、前田ユウキです。
今回は楽曲制作でピアノやシンセを使った超使えるテクニックを紹介します。
まずはこちらをご覧下さい。
大人気ボカロpで最近ではBabymetal等様々なメジャーアーティストの楽曲にも関わっているゆよゆっぺ氏を代表する楽曲Leiaです。
ラウドでハードコアなサウンドに綺麗なピアノがとても美しいですね。
ゆよゆっぺ氏の楽曲では結構こういったピアノフレーズは聴けるのではないでしょうか。
このピアノよく分からないけど何かすげー事してんだろうなあ、と思ったりしますが
実はコレ、凄く簡単に作れてしかもチート級に超使えるテクニックなんです!(こういうセンスある曲を作れるかどうかは別として)
次にこちらをご覧下さい
これは僕が昔初めて作ったオリジナル楽曲を使用した曲なのですが
イントロ頭とラストの落ちサビで同じテクニックを使っています。
というか様々な楽曲で多用させてもらっています笑
・やり方は簡単!まずはこのように8分音符毎に適当にMIDIを打ってみてください。
写真ではKey=C(鍵盤の白い部分)で打っています。
音源
このまま聴いても、なんだこれ?
って思いますよね、キモはここからです。
・このフレーズにディレイのプラグインを使ってみます。
(ディレイというのはやまびこのように音が遅れて返ってくるというもの)
設定は付点8分ディレイ
音源
どうでしょうか?適当にぽんぽんぽんと打ってディレイを掛けただけなのになんだか凄い事やってるような(笑)フレーズに様変わりしています。
・ピンポンディレイにしてみます。
ディレイの設定でピンポンディレイというのは
左右にピンポン玉のように交互に遅れて音を飛ばすという機能です。
ボーカルのミックスでもピンポンディレイと2分ディレイを薄く重ねたりします。
ピンポンディレイを使うと左右に音が広がり、
隙間も埋めてくれて、
楽曲に厚みや奥行きが生まれるので是非活用したいテクニックです。
・さらにMIDI音符をこのように伸ばしてみます。
音源
もう少しテンポを落とした方がこれは分かりやすいのですが、
たったこれだけでもまた全然違う印象のフレーズになります。
例えばこれを4分音符毎にやってみたり、
リバースディレイなんかにしても面白い結果になると思います。
実はこのテクニックゆよゆっぺさんがニコ生でDTM講座をされていた時に実際に実演で説明されていたものなので、
ゆよゆっぺ風フレーズ、というよりゆよゆっぺ直伝フレーズですね笑
ちなみにゆよゆっぺ氏ご自身がこれをチート技と称していました。
もちろんピアノだけではなくシンセサイザーやギター等にも使え、
歌っている後ろで流すなら多少の調節は必要ですが、
簡単なフレーズにディレイを掛けるだけで物凄く汎用性高い万能に使える音になるので、
非常におすすめのDTMテクニックです。
ディレイが入ったオススメDTMプラグインバンドル
今回使用しているディレイ WAVES H-Delay Hybrid Delay、
プロからその辺のアマチュアまで誰もが愛用しているWAVES製のプラグインを使用させてもらっています。
初心者バンドルなら今回のディレイ含め、EQ/コンプ/リバーブ/ディエッサー/マキシマイザー/ステレオイメージャー/ピッチ補正/マルチバンドエンハンサー/アンプシミュレーター等、一通り必要なプラグインが揃った入門向けバンドルのGOLDがおすすめですね。
3万円以内ならセール中なので買い時です。