ブログやHPの運営、様々なタグの編集、大変ですよね。
運営する中で皆さんが使われるGoogle Analytics(グーグル アナリティクス)、
使用上のよく行われがちな失敗がタグの重複。
今回はGoogle Analyticsのタグ重複により発生する問題点や、
確認方法、改善方法をご紹介します。
Google Analyticsとは
運営者なら皆さんご存知グーグル アナリティクス。
訪問者の数など、細かく分析してくれます。
ただ、このアナリティクス、利用者毎に個別に生成されたタグを入力して設定するのですが、
Google Analyticsタグ 重複します。
例えば設定する場所が3箇所あったりすると、アナリティクスは3個重複されて集計される事になります。
Google Analyticsが重複すると…
なんとアナリティクスさん、同ページであっても重複箇所として認識してくれません。
アクセス数も重複していれば重複しているだけ、×アクセス数となります。
という事は…
同アナリティクスが3個重複していれば、アクセス数は実際の×3として表示されてしまいます。
確認方法
まず簡単な確認方法、それはGoogle Analyticsの『直帰率』を見るという事。
直帰率とは訪問者がそのページに来て、そのサイトの他のページに行かず、すぐに立ち去る率の事。
アナリティクスタグが重複していれば、訪問者はそのページに重複してるだけ重複してアクセスがカウントされるので、
直帰率は『1%』近くになってしまいます。
いくら優秀なサイトであっても直帰率は60〜70%を下回る事は無いようなので、
直帰率が一桁になってしまっている方はまずアナリティクスタグの重複を怪しんでみましょう。
Google Tag Assistant
さらに正確なタグ設置が行われているか調べる為のツールが『Google Tag Assistant』です。
Googleが配信する公式のChrome拡張機能なので、安心して入れてみましょう。
なんとこのツール、自分のサイトだけではなく、他のどのサイトに対しても調べる事が出来、適切なタグ設置が行われているか調べる事ができます。
ちなみにこの当ブログを調べてみた所、全体的には大丈夫だったのですが、いくつかのページで重複が見られました。
そしていくつか他の方のサイトも見てみたのですが…
結構重複しているサイトいくつもありましたw
例えば↑の診断結果の場合、おそらくタグはトップページで4〜5個重複しているので、アクセス数も4〜5倍に集計されてしまっているかと思います。
その他、沢山Analyticsタグが出てきても、タグのナンバーが違う方もいるので、いくつかのAnalyticsを組み合わせて運営されている方もいるかと思います。
Tag Assistant の使い方
Tag Assistantでは右上のタグの色である程度の問題を把握する事が出来、常にブラウザのメニューに表示させておく事ができます。
まずは設定ページで分析したいソース(Google Analytics)を設定した後、
確認したいウェブページ上で、ブラウザメニューのアイコンをクリックし、上記のウインドウを表示させ、
左下の『Enable』ボタンを押します。
その後、そのウェブページを更新すれば、数秒時間を空けた後、タグの診断結果を表示させる事ができます。
問題状況により右上アイコンの色も変わります。
緑色: タグに問題がないことを示しています。
青色: 軽度の設定エラーや、サイトのタグ設定に改善案があることを示しています。
黄色: 結果データに影響を与える可能性があることを警告しています。
赤色: タグに重大な設定問題があることを示しています。タグが正常に機能していないため、レポートのデータが不正確になったり、欠落したりする可能性があります。
タグが重複しているなど、詳しい問題状況等は英語で説明されますので、コピーして翻訳サイトで翻訳すれば問題も把握しやすいかと思います。
対策方法
まずは上記の直帰率やTag Assistantを使用し、問題が無いか調べる。
問題が確認されていた場合はアナリティクスの重複要因を除去する事が必要です。
調べた所、例えばWordpressであれば、重複箇所要因としては主に以下が考えられます。
- WordPressプラグイン All in SEO Pack のGoogle Analytics設定項目
- WordPress テーマ管理ページのGoogle Analytics設定項目
- テーマ編集でタグ編集によるAnalyticsタグ自動挿入
- 記事毎に個別に毎度Analyticsタグを挿入しているが、上記によりすでに挿入されている状態になっている
主にこういった要因が考えられますが、アナリティクスを設定する箇所としては他のプラグイン等でも考えられますので、
まずはTag Assistantで問題が解決されるまで、調整する必要があります。
当サイトでは特別問題は発生していませんでしたが、
色々見てるとガッツリ運営されているブログやHPでも、結構問題があるサイトは沢山ありました。
サイト運営者の方は是非この機会にご確認してみてはいかがでしょうか。