2018/06/30
今回はDTMをしていてよく聞かれる事。
「まず何を揃えればいいのか分からない」
という悩みにお答えします。
基本的に録れればいい、といった感じならiPhoneとかで録ればいいと思うんですよね。
でももうちょっと…ちゃんとしたのが作りたい、となった場合結構格安で定番鉄板機材があったりします。
↓逆にお金を掛けても良いという場合の選択肢
モニター機材は定番機材を買うべき
よく耳にする言葉
「皆が使ってるから嫌だ」
確かによく分かります。
ただヘッドホンとかでモニター(音をチェックする)する意味っていうのは
文字通りどういう音が出てくるかチェックする為にあります。
なので他の人がどう聴こえているかという部分が何より重要。
なのでこういう音系機材ではそのジャンル毎に定番製品があり、その音を知っていたり環境で聴けるというのは凄く重要な事なのです。
例えばMIXしてその音のチェックでは、スピーカー・ヘッドホン・ラジカセ(PC)から聴いてみたり、果てはiphone等のスマートホンや安いイヤホンで音のチェックをしたりします。
全て聴こえ方が違います。
だから例えばギターやベースやコンデンサーマイクとかは自分の個性を出せるものがいいですが、
モニタースピーカーやオーディオインターフェイス等はある程度定番モノで信頼できる機材の方が安心ですね。
フリーDAW&格安DAW
Studio One Prime
はい、フリーでDAWならコレですね!
赤丸急上昇の人気フリーDAWです。
有料製品のフリー版という事で録音や打ち込み等、本格的なDAWの操作で扱う事ができます。
じゃあこのフリー版、何が制限されてるの?
という事ですが、この製品プラグインの追加ができません。
なのでドラム音源追加したいと思ってもできないし、いくらフリーのプラグインを手に入れても使う事ができません。
一応大体のプラグインはこのフリー版に入っているので、そこからステップアップして自分でプラグインを追加していきたいと思ったらこのStudio Oneの製品版にアップグレードさせるか他社の有料DAWに乗り換えれば大丈夫です。
Cubase Elements オススメ
国内のDAWでダントツのシェアを誇るSteinbergCubaseです。
このCubase上位版では何万円もするのですがこのElementsはなんと1万ぽっきりです。
それでこれ何か変な制限が付いているのかというと…全然そんな事ありません。
自由にプラグイン追加できます。ぶっちゃけ…コレあれば十分じゃね? といった感じで
これを買えばとくに何も問題は無いかと思います。
制限と言えば最大オーディオトラック数が48で最大MIDIトラック数が64で…といった感じですが一度になかなかそんなに使いませんよね。
自分が始めるって時にこの製品が出ていれば買っていただろうなというイチオシDAWです。
Apple Logic pro X オススメ
MacユーザーならLogicオススメです。というか、僕もこれ使ってます。
レートによりますが大体2万前後、なぜ上記の流れからこの製品を出したかと言うと
このLogic proはproとの名の通り機能制限版ではありません。
この価格で最上位版なんです。
Appleらしい分かりやすいユーザーインターフェース、豊富なシンセ等プラグイン、様々な効果音が大量に入っており様々なジャンルをカバーできます。とにかく沢山入っています。
このLogic proを使ってる有名アーティストだと、ZEDD・宇多田ヒカル・浅倉大介・UVERworld等がいます。
割とLogicユーザーはバンドサウンドやエレクトロなサウンド等を融合させたようなアーティストに多いという個人的な印象はあります。
オーディオインターフェイス
Roland QUAD-CAPTURE オススメ
大定番商品です。
自分も最初に買ったオーディオインターフェイスはこれの前のモデルで
初心者〜中級者まで長く使える製品です。
軽くて頑丈、パソコンにUSBを繋げただけで電源が取れますし非常に使いやすい!
歌ってみた等宅録してる人でもこれが多いみたいですね。
2アウトプットがあるのでモニタースピーカーに繋げる事ももちろんできます。
Steinberg UR12
もっと安いのがいい…!
となった場合この製品が9000円ちょっとで買う事ができます。
上記DAWで紹介したCubaseの会社なので安心できるかと思います。
現在Amazonでベストセラー1位になっているようです。
モニターヘッドホン
SONY CD900ST オススメ
国内のヘッドホンで絶大なシェアを誇るヘッドホンです。
どこのスタジオに行ってもこれが置いてあるし、テレビ番組とかでもレコーディング風景や審査中にかけているヘッドホンを見ると大体これです。
これ買っとけば間違いないしずっと使える、そんなモニターヘッドホンです。
AKG K240 MK2 オススメ
上記のヘッドホンと2大巨頭を誇るAKG(アーカーゲー)製のモニターヘッドホンです。
海外ではAKGのモニターヘッドホンの方が愛用されているようです。
900STと何が違うのか…まずはセミオープン型で少し穴が開いてます。
なので音漏れがありますが、空気感のある音で聴く事ができます。
あと900STは音が近いのですが、このAKGのヘッドホンは少し音が遠い。
900STは各音がはっきり聴こえ音の粗とかもモニターしやすいが少し疲れやすい、AKGの方が疲れにくい。
といった違い等があります。
あとAKGのヘッドホンは上にバンドがあるのですが、あれが凄く個人的に邪魔なんですよね…頭の大きい人は要試着かもしれません。
モニタースピーカー
YAMAHA MSP3 ペア
モニタースピーカーはジャンルによって色々意見が分かれるかと思います。
ただ安い値段で鉄板製品と考えるとこのYAMAHAのMSP3がオススメです。
少し低域が足りなく感じるようになるかもしれません。
ペアというのは左右セット品という事です。
ちなみに僕はこの一つ上のMSP5 STUDIO ペア(オススメ)を利用させてもらっています。
有名な人でも愛用者が多いです。
MSP5が一番家で使うのに丁度いいサイズだと思うのですが、音量はかなり下の方で使用しています。
ペア価格約50000円
GENELEC
GENELECのモニタースピーカー、レコーディングスタジオとかでほんとによく見かけます。
安いモデルでもペア価格が7万程になるので、予算がある方は候補に入れてもいいかと思います。
※まずは一式揃えたいという場合、予算を抑えるならモニタースピーカーは後回しで、
オーディオインターフェイス/モニターヘッドホン/DAW、
そして歌録りするのであればマイク&ケーブルを用意すればいいかと思います。
その他
Shure SM58 オススメ
鉄板中の鉄板ダイナミックマイクのSM58、通称ゴッパー
ライブハウスやスタジオで歌った事ある方はその時に使ったマイクがこのSM58です。
まずこのマイクを持つメリットはやはりこのマイクに慣れるという事です。
だってどこに行ってもこのマイク渡されますからね…笑
CANARE ケーブル オススメ
このCANAREケーブル、国産品なのですが凄い安いのに高品質の鉄板ケーブルです。
自分もマイクケーブルやモニタースピーカーに繋ぐケーブルに使用しています。
1000円とかで買えちゃいます。
沢山ご紹介させてもらいましたが、これらの製品は全て沢山の人に認められ音響機材として安心なものばかりですので是非ご検討して頂ければと思います。